Posts
温暖化にまつわる様々な知識や情報を得、
再度step1に取り組む事に。
JCCCAラボ(元ストップおんだん館)の遠藤さんも、またまた駆けつけてくれました。
子ども達の先週の発表にとても刺激を受け、活動に興味をもってくれたとの事(嬉)。
今後も活動参加お待ちしています!!
さて、子ども達は2グループに分かれて活動開始。
step1問題を考える
子ども達の出した「問題」は
●車や電気、ガスを使った乗り物をたくさん使っていて二酸化炭素をたくさん出しているので、
地球が暖まって温暖化が進んでしまうのかもしれない。
●スーパー大型店は細かい所まで電気を使っているので、相当なエネルギーを使っているだろう。
●季節毎のイベントに応じて様々な場所で電飾をたくさん使うから、エネルギーをたくさん使うかもしれない。
●人は流行に影響され、新しい物を欲しがり古い物をすぐ捨ててしまう傾向がある。
処分した物は焼却するのに二酸化炭素を発生するので、温暖化の原因となる。
●大勢が乗れる電車やバス等の公共機関を使用せず、便利だからという理由で、
個人で行動できる自家用車を利用しがちなので、二酸化炭素をたくさん排出してしまうかもしれない。
等々、身近な所のエネルギーやゴミに関して焦点をあてたものも現れていました。
1チームでは
○エネルギー消費(一般人)
○エネルギー消費(企業)
○ゴミ排出(一般人)
○ゴミ排出(企業)
というカテゴリー分けを進めていました。
step2 重要問題を出す
はあと少しという所。
ここは非常に大切な箇所なので、慎重に討議を重ね出してもらいたいと思います。
12/7からコペンハーゲンで開催されているCOP15の行方も気になる所。
次回、COP15の気になる話題の発表が子ども達の課題となっています。
温暖化が引き起こす、エネルギーの枯渇問題、発展途上国と先進国の富の格差問題等、
どのように問題を解決していくのか、興味津々です。
今回はJCCCAラボ(元名:ストップおんだん館)の遠藤さんをお招きし、
こども達のニュース発表。
環境に関して自分が興味を持った話題を発表します。
こども達が集めて来たニュースは以下の通り。
○中国2020年までに二酸化炭素を40〜50%削減
○太陽熱、隣のビルにお裾分け
○人間がゴミを出す理由
○貸し自転車で二酸化炭素を減らせ
○老舗の和菓子店、斬新なデザインで大当たり
○市民共同利用 エコ効果も
○街全体で電動シェア
発表者は、予め必要事項を書いたフォーマット(5W1H)に沿って話してもらいます。
他のこども達は発表中、フォーマットに沿って要点を記載していきます。
各々の発表後に、他のこども達&遠藤さんからの質問や疑問が投げかけられます。
質問に答えられない時は、次回への課題となります。
中国の話題では「中国は削減出来ないと思う」というコメントが多々寄せられました。
日本が25%で大変だといっているのに、その倍の削減は考えられない、という理由です。
太陽熱では、熊谷市と東京ガスが太陽エネルギーを建物間で融通しあうモデル事業を
立ち上げたのですが、なぜ、2者が共同事業を始めようとしたのかが質問されました。
人間がゴミを出す理由では、機械の使用が大量生産を産み、大量のゴミが生まれる原因
になったという話題に、いつから大量生産出来るようになったのか、と質問。
貸し自転車では、放置自転車のリサイクルを考えたのは素晴らしい、というコメントや、
自転車が盗まれるのではないか?というコメントが出ていました。
老舗の和菓子では、斬新なアイデアで人気が出た商品をゴミという視点から見てみると…。
絵の具のチューブを型どったデザインはプラスチックで出来ています。
リサイクルするには、きちんと洗浄することが必要条件。でも、小さなチューブは中まできちん
と洗えそうにありません。捨てられ、焼却され二酸化炭素を出す原因になりそうです。
市民共同利用は、市職員が平日に使用している車を会員になった市民に貸す、といったシステム。
スイスが既に導入し車の使用量が58%から20%に減少したという事例もあります。
スイスでこのシステムが成功した要因はなにかの質問が次回の課題となりました。
街全体で電動シェアでは、電動自転車の貸し出しを始めた市の話題。市の協議会では、二酸化炭素が
この貸し出しによってどれくらい削減できるかの調査を始めたようです。
こども達、ノートにまとめたり、フォーマットに書き込んだり、まとめかたは様々。
一生懸命、取り組んだ様子が見て取れます。素晴らしい!!
学校で用意された「穴埋め式問題」等答えが約束された課題から、
自分で選び、要点を掴み、発表し、質問に答える、という
自主的な学びが少しずつ芽を出しているようです。
今回、普段の生活でニュースに触れている事で、話題に関しての興味度が格段と違ってくるのもわかりました。
家庭でニュースを見る時間、読む時間をさりげなく入れ、社会への関心を高めることも大きな影響を及ぼしますね。
今後の課題としては、基礎力として、漢字の解読や要点の掴み方が必要となること、
そのための読書習慣をつける事の重要性も感じました。
最後に、今回遠藤さんにお話していただいた「TVやPCのブラウン管の廃棄物の行方」は、
こども達の関心を呼んだようです。
デジタル化で廃棄されるブラウン管は、有毒ガスを発生するため、焼却できず8割が埋め立てられる、
というアメリカの事例を揚げてくれました。
日本も同様の処理をしているのではないでしょうか。
埋められた部品は、鉛やダイオキシン等。埋められた後の土壌汚染を引き起こすでしょう。
私達の生活から当然のように出ているゴミ。そのゴミが私達の未来に与える影響は計り知れません。
次回から、step1に入ります。
今まで話し合って来た事がこどもたちの問題意識にどう影響を与えているか、楽しみです。
先週まとめたエネルギー消費のマップから気づいたことを、
各々のチームの代表に発表してもらいました。
「自分たちの食卓から、たくさんのエネルギーが消費されている。
物を運ぶのに、トラックや車をたくさん使う事が多く、
エネルギーを消費している原因になっている。
また、物を作る時にもエネルギーが必要。」
といった共通の気づきが各々のチームから上がりました。
自分たちがどれだけエネルギー消費をし、温暖化に関わっているのか認識出来たのではないでしょうか。
次に課題図書「ごみから地球を考える」を使用した「読書クイズ」を行ないました。
エネルギー消費の問題をもう少し掘り下げ
1.生活面
2.社会面
3.経済面
から見ていくためです。
「第二章ごみから社会・経済を考える」を単元毎に読み、
クイズを考えていきます。
<クイズのルール>
1.出題ページを各々が読み、問題を2人ペアで考える
2.きちんとした解答を用意しておく
3.クイズ中は本をみない
4.質問のグレード
穴埋め式問題…1ポイント
記述式問題…3ポイント
意味のない問題…−1ポイント
ルール了解後、読書クイズスタート!!
こども達、真剣に読み込み、問題作成に頭を捻ります。
ルールにもありますが、出題する問題は、その単元で重要部分であり、
なおかつ皆が意味を理解して解答出来ないといけません。
更に、自分たちがしっかり答える事ができないとマイナス。
Hちゃん思わず「問題を作るのって難しい〜!!」、と言いながら相方のMちゃんと熱心に話し合い。
読書クイズは、読む力を育てるだけでなく、その単元の重要部分を読み取る力やそれをきちんと伝える力も養う事が出来ます。
何より、こども達、楽しそうです。
学校のテストは、往々にして質問された所をプリントから探すだけのテクニックが求めらます。
深く説明をする事も無い抜粋問題。
この読書クイズは、解答する時は一切に本を見ず答えなければならないため、
内容の読み込みが要求されます。
それはきっと、読みながら自分との関連性を見いだしたり、
意外性をどれだけ発見できるかによって、
記憶に結びつく活用力が高まるのではと思います。
この後、問題を各々のチームが出題し、
「この問題はわかりずらい!」
「あっ、それ○ページのまん中へんに出てた!」
等々、文句やコメントも多々飛び交うクイズタイムへ(笑)。
次週は11/30(月)。
温暖化問題に関連する資料を各々が発表する時間を設けます。
今まで蓄えて来た知識が、どれだけ資料を興味深いものにしていけるか、楽しみです。
「ストップおんだん館」の遠藤さんも皆の活動に参加する予定。
こども達と、温暖化に関する様々な意見交換を期待しています。
今回は
1.自分たちが1日に消費しているエネルギー量を「重さ」として実感してもらう事
2.自分達はそのエネルギーをどこで使っているのかを認識してもらう事
をメインテーマとして取り組みました。
2つとも問題を掘り下げていくための、別の切り口。
1.エネルギーの量を計る
チームに分かれ、こども達に「日本人が1日に消費するエネルギー量(石油換算)」を教室にある本の重さで体現してもらうことに。
Aチームは「赤ちゃんの重さ位だろう」と考え、3kgになるよう本を重ねていました。
BチームはT君が「1日の自分の使うエネルギーを考えると…」と言いながら、本をかき集めていました。
正解は11kg。Aチームの赤ちゃんの重さの約4倍!! Bチームは本を重ね過ぎて4k程オーバーしてしまいました。
11kgまで本を重ね、ひとりひとりに持ってもらいました。
「重〜い!!」
皆の第一声。エネルギー、かなり使っています。
因に、中国は4kg、アメリカは21kg。
国によってかなりの差が出ています。
中国は二酸化炭素の排出量は今年、アメリカを抜いて世界1位になりましたが、国民ひとりひとりのレベルだと、日本やアメリカよりかなり低いんですね。
2.エネルギーをどこで使っているの?
さて、では皆が「重〜い。」と言ったエネルギー、いったいどこで使っているのでしょう。
一般家庭の食事風景の写真1枚を用意。
何にエネルギーが使われているか、ピックアップしてもらいました。
写真の絵にあるご飯を例に初めてみました。
「家」「米」
↑
「自家用車」(ガソリン)
↑
「お店」(電気/石油)
↑
「トラック」(ガソリン)
↑
「工場」(石油/電気)
↑
「トラック」(ガソリン)
↑
「畑」
家にお米が届くまでに様々な所でエネルギーが消費されています。
また、「家」から逆に
「家」「残飯」
↓
「ゴミ箱/ゴミ袋」(石油)
↓
「ゴミ収集所」
↓
「トラック」(ガソリン)
↓
「ゴミ焼却場」(石油/電気)
↓
「トラック」(ガソリン)
↓
「埋め立て地」
と辿って行く事も出来ました。
ここでもエネルギーの消費があります。ゴミ焼却場ではかなりのエネルギーを必要とする事が予想されます。
最初は、どこからどう手をつけようと戸惑っていたこども達。勢いがつくと、あれもこれも、ここにエネルギーが…。
延長15分で切り上げてもらいました(汗)。
衣服を取り上げていたAチームは、自分の服がどこで出来ているのかチェック。
全てMADE IN CHINA(中国製)(やっぱり!?)。
そうなると、輸送手段に飛行機や船というもう一段階エネルギー消費の元が。
「ええーーー!! まだあるの〜!?」
エネルギーを使うラインはかなり長く伸びて行きます。
自分たちが生活している身の回りの物にどれだけエネルギーが消費されているか、
行けども行けども終わらない、ラインを継ぎ足しながら、こども達認識出来たのではないでしょうか。
今回のこの取り組みは「ストップおんだん館」でのワークショップを原案に展開していきました。
暖かな日曜日、わざわざ我が家にお越し下さり、様々なアドバイスを下さった
インタープリター遠藤さん(ストップおんだん館)、ありがとうございました!!
およそ3時間に渡り、温暖化に端を発した多岐に渡るトークが出来た事、感謝感謝です!!
今週はイメージマップの作成完了と発表を行ないました。
課題を抱えたまま3人が欠席でしたが、チーム毎に対処、発表まで行ないました。
約20分間で模造紙にまとめを書き、担当を決め発表。
チームでマップ(まとめ)を書く事で、自分たちが考えた事や意見を一旦形に残す事が出来ます。
また、発表することによって、自分たちが何の目的で話し合って来たか、その軌跡を辿れます。
先週まとめてくれた意見を模造紙に写すこと20分、発表各10分程度。
書く事&発表する事で、問題点が逸れているのをいるのを指摘され、見直す場面も出て来ました。
また、ただ模造紙にある事を読むだけでなく、どう発表するとわかりやすいのか、も修正する事ができました。
今回のイメージマップを土台に、発表後、再度問題点を深めるディスカッション(雑談)!?をしました。
なぜ、温暖化となるゴミ(二酸化炭素)が増えているのか。どんな「ムダ」を皆がしているのか?
皆が家庭で出すゴミは、「残飯」だけでなく、「賞味期限」が切れると捨ててしまう「ムダ」をしている、
ということも新たに出て来ました。
それは皆が良く利用するコンビニやスーパーでも同様だということ。
そして、R君が、TVで見た賞味期限対策の話をしてくれました。
「ある回転寿しでは、設定された賞味期限時間が来ると寿司の下に設置されているセンサーが働き、
自動的にその寿司が下に落ち、廃棄される仕組みになっている。」
どれくらいの時間設定かは定かではありませんが、何のためらいも無く機械によって次々と廃棄されていく
「食べ物の山」を考えるとぞっとしました。
寿司のネタが運ばれる時も、トラック輸送により二酸化炭素が吐き出され、廃棄された寿司も再度トラックにより廃棄場へと運ばれていく。そして焼却する際にも二酸化炭素が出て行くことでしょう。
さて、その中から、飛び出した企業のエコ対策の話し。
あるスーパーでは、
「カップラーメンの容器を使い捨てでなく、リユース出来るような容器に変え中身だけ購入出来るようにしている」のだそう。
いまや、エコ対策を怠っている企業は、社会では生き残れないとまで言われる世の中。
様々なニュースをこども達が見聞きし、今後の重要問題のピックアップ、そして解決に活かしていけると良いなあと思っています。
ブレインストーミングを終え、それをイメージマップへ繋げる2時間目。
様々なアイデアや意見が出たけれど、まとめ方の方向性が今イチつかめなかったこども達。
課題図書「ごみから地球を考える」をヒントに、イメージマップ化を図りました。
地球温暖化
↑
地球の温度が上昇する
↑
地球に二酸化炭素(ゴミ)が増える
1.エネルギー由来のゴミ
電気/動力/熱
2.ゴミ由来のゴミ
紙/衣服/食物/プラスチック
こんな大まかなマップを作り、1と2で考えられる二酸化炭素(ゴミ)を話し合いました。
ここで言う「ゴミ」は人間の出す「ムダ」つまりは「ぜいたく」。
これがキーワードになりそうです。
例えば
電気では照明。つけっぱなしにする←忘れる/めんどくさい
動力では車。近場でも使用←楽をしたい
等々…
今の所思考が自分中心に偏っています。
もっと視野を広げた「ムダ」や「ぜいたく」を見つけていく必要がありそうです。
先週課題になっていた「ごみから地球を考える」にはたくさんのヒントが詰まっています。
次週イメージマップの仕上げと発表の前に、本を再度読み意見の広がりを図ろうと思っています。
塾や学校の復習的な宿題と違い、ここでの課題は話し合いの中で活かすための下準備。
こども達に、この下準備でどんなに中身が濃くなり楽しくなるかを、実体験してもらいたいなあ。
まず、step1に入る前の頭の整理。
2チームに分け、「温暖化」で思い浮かぶ事をどんどん上げていきます。
小さなメモ用紙を使用し、ひとりひとり思いつくものを書いていきました。チームひとりひとりが書きながら、他メンバーのメモを見、ヒッチハイク(人の意見を参考に自分のアイデアを出す)していきます。書いている間、メンバー同士の話し合いもあります。
最初はぽつぽつ出していたメモが、どんどん付け加えられていきました。
排気ガス、二酸化炭素、エコ、ゴミ、オゾン層等々…。
こども達は、学校やマスメディアからのいろいろな情報を持っているようです。
1チーム50枚以上のメモが、所狭しと置かれていきました。
でも、今回の目的は情報の羅列ではありません。
皆が持っている情報や知識を「温暖化問題の解決」に結びつけていく事です。
そして、「ここだけの話し」で終了するのではなく、
広くこども達の周りの「みな」を動かす解決策の「提言」をするのが目的。
さて、頭の中のものを吐き出した後は、吐き出した物の関連付けをしていきます。
結びつけたものをイメージマップにおとしていきます。
「温暖化」の原因となるもの、結果となるものがどう結びついていくか。
こども達、自分たちが出したメモをどう分けるか、どういう繋がりを持たせてマップを作成すればいいのか、
本当に悩んでいました。
初めは単純に生物、自然、人間等のカテゴリーで分け、横並びの繋がりをイメージマップにしていました。
これでは、原因や結果がはっきりせず、何が問題となるかのピックアップができません。
「因果関係に焦点を絞っていく」という私からのアドバイスで、徐々に自分たちのマップのイメージが出来てきました。
このイメージマップがしっかり出来ると、温暖化の因果関係を整理し、問題をピックアップするのが容易になります。
先週課題に出した「ごみから地球を考える」の本もこどもたちのマップ作りに大いに役立っているようです。
1チームは「ゴミ」を中心に据えたイメージマップを書き始めていました。
本を読むのは、問題解決への幅広い知識や情報を得るのが目的。
こども達がこのトピックに取り組みながら、本やマスメディアの活用法を体得してくれることを楽しみにしています。
次回は、イメージマップの続きと重要課題の絞り込み(step2)を予定しています。
9月新学期より、頭の準備体操を続けて来ました。
10月より、いよいよプロジェクトテーマを進めていきます。
夏休み前に選んだテーマは2つ
「地球温暖化」
「ポイ捨て」
ステップ1「問題を考える」で既に原因と結果から問題を出していました。
が、表面的な問題にとどまっている感がありました。
どうにか多面的な見方ができないか、それが課題でした。
そこで今回、
「新版 ごみから地球を考える」(岩波ジュニア新書)
を課題図書とし、問題に切り込んでいくことにしました。
ジュニア新書なので、こども達にも読み易い文章の難易度。
そして図やイラストがふんだんに入り、理解が深まるように出来ています。
何より、こども達が選んだテーマ2つが繋がりをもって包括的に書かれています。
まず、この本のプロローグ「宇宙ごみ戦争」を皆で読んでいきました。
20億年ほど昔の話。
ベジタリアン(植物)と呼ばれる美しい星。のどかな星だったのだが、ある時ついに問題が起こる。
それは「ごみ」問題。
ベジタリアンの「ごみ」とは「酸素」。
この「ごみ」問題を解決するため、ベジタリアンが採った方法は
「アニマルズ(動物)」という「ごみ(酸素)」を食べるロボットを作る事。
しかし、アニマルズは設計ミスから自己増殖を繰り返し、ベジタリアンとの勢力争いを繰り広げることに。
アニマルズもベジタリアンも生きていくために互いが必要。
しかし、その協定はベジタリアンにとっても屈辱的なものだった。
それをあえて呑んだベジタリアンにはある思惑があった。
それは、アニマルズの鬼っ子、ウルトラアニマルズ(人間)に仕掛けた巧妙なワナ。
例えば、山野に自生するトリカブトはベジタリアンが開発した化学兵器。
世界各地に分布している炭田と油田こそ、ベジタリアンの巨大な地下貯蔵庫であり、アニマルズを自滅させるワナだという。
このお話をもとに、ベジタリアンを植物よりもっと広く「自然」と捉え、どんなワナ(災害)が身の回りにあるか、
こども達に出してもらいました。
気象関係…洪水等
虫関係…ハチ等
植物関係…麻薬等
ベジタリアンとアニマルズという二極化した捉え方は、対象を明確かすることができ、こども達にすっと入ってきたようです。
この後、朝日新聞の記事「生物の宝庫 開発の波」(10/5.09年)をベジタリアンのワナを見つけながら読んでもらいました。
「アニマルズの欲望」と「ベジタリアンのワナ」
読み取れていたようです。
朝日新聞の記事(2009年7月)を題材に話し合いをしました。
グローバルエクスプレスという時事問題を教室で扱うための教材を参考に進行しました。
新聞のタイトルは
「インフル震源」メキシコ集落を歩く
観光地化 期待と不安
世界で初めて新型インフルエンザウィルスの感染者が確認された集落での記事。
世界初を売り物にした観光地化の動きの裏にある不信や当惑。
こども達にはまず
「このニュースを読んでどう感じたか?」
の問いかけから始めました。
あらかじめ用意されたダイアモンドランキングを使用しました。
こども達がニュースに対する気持ちや意見を共有し、優先順位をつけ、合意に到達するためのアクティビティ。
9枚のカード(悲しい/わくわくする/しあわせ/腹が立つetc)を使用し、自分たちの気持ちに近いものを一番上に、そうでないものは一番下に、その他のものを2つの間に並べていきます。
2チームに分け作業開始。
Aチームは怖い
Bチームは悲しい
がトップに。
「怖い」はインフルエンザが自分の所にも蔓延するかもという漠然とした恐怖から。
「悲しい」は世界初インフルエンザウィルスに感染した男の子エドガー君への同情から。
次に
「この写真の中に私がいたら…」
という設定でいくつかの設問を個々に書いてもらいました。
ここでは、ニュースに直接関係する人々に共感を持つ事をねらいとしています。
このニュースでは初めにエドガー君一家の戸惑いが書かれています。こども達の関心はそこに集中。自分と同じこどもが差別を受けてしまうのではないか、という懸念がかなり大きかったようです。
今回課題として
「ニュース・レポーター」
というワークシートを渡しました。
自分が記事になった場所に派遣されたとして、どんな情報や映像を使用するか決定していきます。
ひとつに視点ではなく、多様な視点で掘り下げることをねらいとしています。
こども達がエドガー君を発端に、どんな切り口を見つけてくれるか楽しみです。
日本では沖縄を筆頭に感染者が広がっているインフルエンザ。
感染者数の伸び率は、日本では最近になって落ち着いて来ているとはいわれています。
が、人から人への感染がアメリカで確認されたとのニュースもあり、予断を許さない状況。
前回は主に「共同通信社」のニュース抜粋を皆で読み、私からテスト形式の問題を出しました。
今回は皆で「読書クイズ」を作成し、クイズ合戦。3チーム対抗戦です。
これは、斉藤孝氏の「読書力」を参考に行ないました。
1.まず資料を順番に音読。
2.読んでいる(聞いている)間に
「最重要だと思う箇所に赤線」
「まあまあ重要だと思う箇所に青線」
「主観的に面白いと思う箇所に緑線」
を各自引く。
3.線を引いた所を足がかりに、チーム毎に問題作成。
4.問題を出し合う。
<得点ルール>問題の質により配点
○×式問題…0.1点
( )記入問題…1点
理由を説明させる問題…5点
*正解したチームには1点
色分け線引き、ポイント式問題作成は、こどもたちの読書集中度を格段にアップさせました。
どこが赤か青か、緑か、聞き漏らさぬようダンボ耳になっていました(笑)。
また、問題を出すためには自分たちが、その問題について熟知していないと作れません。
更に、他のチームの問題にも答えるため、資料を読み込まないといけません。
問題作成はこども自身にとって、ワクワクする楽しい課題だった反面、
こども達の、読み込みの弱さが感じられました。
普段、「答え」のみを求められるこども達。
こども達が作成した問題は( )記入型のみ。
また、問題が中途半端で、どんな答えを求めているのか不明なものもありました。
例えば「変異株を何という?」というこども達の問題。
これは、「家禽に病気を引き起こす"変異株"が出ますが、これを何と言いますか?」
とすると分かり易い。
問題にする部分のみをピックアップするやり方は、内容の理解が不十分である証拠。
斉藤氏が著書『読書力』の中で
「自分から積極的に意味を理解しようとする姿勢がなければ、読書にはならない。
読書の習慣は、人に対して積極的に向かう構えを培うものだ。」
と述べています。
埼玉FPSP教室の主眼は「社会に興味・関心を持ち積極的に関わる事」。
「社会」とは「人」によって構築されている世界。
テストのための穴埋選択ではない、
「人」を中心に据えた「読書」習慣を根付かせたいと考えています。